Trelogi

日経225先物ミニ バックテストサービス
ユーザーズマニュアル

1. はじめに

Trelogi(トレロジ)は、日経225先物ミニの売買ルールを検証するためのバックテストサービスです。

ご自身で考えた売買ルールを過去の値動きに当てはめて、どの程度の成績が期待できるのかを確認できます。エントリー条件・フィルター条件・決済条件を自由に組み合わせ、勝率や損益推移、トレード一覧などの結果を多角的に分析できます。

2つの利用形態

Trelogiは、会員種別によって次の2つの形態で利用できます。

形態対象会員概要
WEB版 Standard会員 / Premium会員 ブラウザからアクセスするだけで利用できる、インストール不要のバックテスト環境。すべての時間足を1分足ベースで判定します。
アプリ版 Premium会員のみ Windows専用のアプリケーション。すべての時間足を1秒足ベースで判定するため、より細かい粒度で検証できます。ルール最適化・分割売買のほか、チャート・分類・売買記録・ユーザーデータ更新など、検証を深めるための機能が揃っています。

※「アプリ版」は、以前「ローカルアプリ版」と呼んでいたものと同じです。

WEB版とアプリ版は、同じ売買ルールコードを共用できます。WEB版で作ったルールをアプリ版でより細かく検証する、あるいはアプリ版で作ったルールをブラウザから確認する、といった使い分けが可能です。

はじめての方は、まずWEB版で基本操作と結果の見方に慣れることをおすすめします。本マニュアルの第3章「基本的な検証の流れ」から順に読むと、画面構成と操作手順が把握できます。

画面ごとのマニュアル

マニュアルは、アプリ版のヘッダーの画面ごとに分かれています。画面上部のリンクからも移動できます。

マニュアル対象内容
検証(このページ)WEB版・アプリ版検証の設定・結果の見方・プリセット・履歴・売買ルールコード・データ・よくある質問
売買ルールWEB版・アプリ版シグナル・約定・フィルター・決済の判定ルールの詳細
チャートアプリ版取引日ごとのチャート・画面の分割・指標・水平線・タグ
分類アプリ版取引日を値動きの特徴で探し、タグを付ける
売買記録アプリ版自分の売買の記録・振り返り・検証
データアプリ版配布データ更新・ユーザーデータ更新(1分足CSVの取り込み)・保存先
アプリ版の導入アプリ版インストール・1秒足の判定・ルール最適化・分割売買・バージョン更新・パソコンの買い替え・トラブル

2. WEB版とアプリ版の違い

両者の違いを一覧にまとめました。

項目 WEB版 アプリ版
利用できる会員 Standard / Premium Premium
利用環境 ブラウザのみ(インストール不要) Windows 10 / 11 専用アプリ
対応時間足 12種類(1分足〜日足) 12種類(1分足〜日足)
約定・決済の判定精度 全時間足を1分足ベースで判定 全時間足を1秒足ベースで判定
売買ルール作成 ○ ○
チャート表示 ○(売買ポイント表示) ○(売買ポイント表示)
成績分析 ○(月別・時間別・MFE/MAE) ○(月別・時間別・MFE/MAE)
履歴保存 最大500件(サーバー保存) 最大5000件(ローカル保存)
CSVダウンロード ○ ○
売買ルールコード ○(共用可) ○(共用可)
ルール最適化 — ○
ヒートマップ — ○
分割売買 — ○(最大4ユニット)
チャート画面(検証とは別の独立したチャート) — ○
分類(取引日の条件検索とタグ) — ○
売買記録(自分の売買の入力・検証) — ○
ユーザーデータ更新(1分足CSVの取り込み) — ○
アプリ版は、Premium会員の方が利用できるWindows用のアプリです。アプリ版だけで検証でき、WEB版と併用することもできます。ログインにはWEB版と同じアカウントを使い、ログインの際はインターネット接続が必要です。

3. 基本的な検証の流れ

WEB版・アプリ版の両方に共通する、バックテストの基本的な手順です。

  1. 売買条件を設定する(売買方向・時間足・検証期間)
  2. エントリー条件を設定する(何をきっかけにエントリーするか)
  3. フィルター条件を設定する(エントリーを絞り込みたい場合)
  4. 決済条件を設定する(利食い・損切りなど)
  5. バックテストを実行する
  6. 結果を確認する(統計・チャート・トレード一覧)
  7. 必要に応じて比較・履歴保存・売買ルールコードの保存を行う
Trelogiの検証画面の全体
Trelogiの全体画面。左側に設定パネル、右側に結果表示エリアと各機能タブが並びます。

画面の左側に設定パネル、右側に結果表示エリアが並んでいます。設定パネルは「基本」「エントリー」「フィルター」「決済」の4つのタブに分かれています。

アプリ版アプリ版では、画面上部のヘッダー(ロゴの右)に[検証][チャート][分類][売買記録][データ]の切替があります。このマニュアルで説明する検証画面は[検証]を選んだときの画面です。ほかの画面は、それぞれのマニュアル(チャート・分類・売買記録・データ)で説明しています。

4. 売買条件

設定パネルの「基本」タブで、検証の前提となる条件を設定します。

基本タブ
基本タブ。売買方向、時間足、検証期間、時間帯フィルターなどを設定します。

売買方向

検証対象とするポジションの方向を選択します。

時間足

検証で使うメインの時間足を選択します。エントリー条件や決済条件の基本判定は、この時間足の確定済みローソク足に基づいて行われます。

対応時間足は次の12種類です。

カテゴリ対応時間足
短期1分足 / 2分足 / 3分足 / 5分足 / 7分足 / 10分足 / 15分足 / 30分足
中期1時間足 / 2時間足
長期4時間足 / 日足
対応時間足は、検証で選択できるメインで使う時間足です。
  • WEB版選択した時間足の売買を 1分足ベースで判定します。
  • アプリ版選択した時間足の売買を 1秒足ベースで判定します。
どちらも「1分足だけ」「1秒足だけ」を検証するという意味ではありません。12種類すべての時間足に対応しています。

検証期間

バックテストで対象とする期間を選択します。

時間帯フィルター・祝日取引フィルター

「基本」タブには、検証全体に効く時間帯フィルターと祝日取引フィルターも含まれます。詳細は「7. フィルター条件」で説明します。


5. エントリー条件

設定パネルの「エントリー」タブで、どのような値動きをきっかけにエントリーするかを設定します。

エントリータブ
エントリータブ。シグナル検出方式と約定方法を選択します。

エントリー条件は、大きく以下の6種類から選択します。アプリ版では、このほかに「売買記録」も選べます。

HLバンドブレイク

過去N本分のローソク足の最高値と最安値で描いた帯(HLバンド)を、現在の値動きが上抜け・下抜けしたタイミングでエントリーする条件です。

ピークボトム(PB)

HLバンドの考え方を応用し、直近に確定した高値(ピーク)と安値(ボトム)の位置を抜けたときに反応する条件です。

PBトレンド転換の設定

PBトレンド転換を選ぶと、次の項目が追加で表示されます。

PBトレンド転換は1秒足のデータを使って判定します。1秒足が無い期間は判定の対象外になるため、検証後に対象となった期間の割合が表示されます。「指定した期間すべてを検証した」と誤解しないよう確認してください。

IR(イニシャルレンジ)

指定した時刻から指定した時間までに形成された始値圏のレンジ(IR)の高値・安値を使ってエントリーする条件です。

ローソク足ブレイク

直前のローソク足の高値・安値を抜けたタイミングでエントリーする、シンプルなローソク足ベースの条件です。

指定時刻エントリー

あらかじめ指定した時刻を合図にエントリーする条件です。

インジケーターカスタム条件

SMA・EMA・MACDなどのインジケーター同士の関係を使って、自由にエントリー条件を組み立てることができます。

売買記録(アプリ版のみ)

アプリ版ご自身の売買を記録した売買記録のエントリー(売買・日時・価格)をそのまま仕掛けとして使い、決済はこの画面の決済条件で判定する方式です。「自分のエントリーに、別の利食い・損切りやフィルターを組み合わせたらどうなるか」を確かめるときに使います。

記録の入力方法や結果の見方は、売買記録のマニュアルを参照してください。

エントリー条件の詳細なパラメータや計算方法は、売買ルールマニュアルの「シグナル検出方式」で解説しています。

6. 約定方式

エントリー条件が成立したときに、どのタイミング・どの価格でエントリーするかを選びます。エントリータブの「約定方法」で設定します。

即仕掛け(ザラバ)

エントリー条件が成立した瞬間、その足の中で到達した価格でそのまま仕掛ける方式です。

当足の終値

エントリー条件が成立した足(シグナル足)の終値でエントリーする方式です。

翌足の始値

シグナル足の次の足の始値でエントリーする方式です。

シグナル足の高値安値

シグナル足の確定後、そのシグナル足の高値(買いの場合)または安値(売りの場合)を次の足以降で抜けたときにエントリーする方式です。


7. フィルター条件

フィルター条件は、エントリーシグナルが出たうちの「この場面ではエントリーしない」を定義する絞り込み条件です。

フィルタータブ
フィルタータブ。インジケーターや時間帯などでエントリー条件を絞り込めます。

複数のフィルターは、すべての条件を満たしたときだけエントリーする(AND条件)、またはいずれかを満たしたときエントリーする(OR条件)を選べます。

インジケーターフィルター

テクニカルインジケーターの値・位置関係で絞り込みます。フィルターの評価は、シグナル発生時点の前の足の終値で行われます。

インジケーター代表的な使い方
SMA(単純移動平均)ラインが上昇/下降、ライン1がライン2より上/下、クロス などで絞り込む
EMA(指数移動平均)SMAと同様、よりダイナミックな反応を使いたいときに
RSI買われ過ぎ/売られ過ぎ、しきい値超え、などの絞り込み
RCI相関指数の位置関係で絞り込み
MACDMACDラインとシグナルラインの関係、ヒストグラムの陰陽など
STC(ストキャスティクス)%K/%Dラインの関係、しきい値
IR(イニシャルレンジ)当日のIRを上抜け/下抜けしている場面だけに限定など
PBトレンド直近のピーク・ボトムに基づく上昇/下降トレンドの方向で絞り込み
VWAP出来高加重平均価格より上/下にある場面に限定(セッション毎の計算)
インジケーター毎の期間パラメータや判定条件の詳細は、売買ルールマニュアルの「インジケーターフィルター」で説明しています。

ローソク足フィルター

直前または指定した本数前のローソク足の陰陽や実体の位置でエントリーを絞り込みます。

時間帯フィルター

エントリー時刻が指定した時間帯に入っているかどうかで絞り込みます。

時間帯フィルターはインジケーターフィルターと違い、「前の足の終値時点」ではなく「エントリー時刻」そのもので判定されます。

祝日取引フィルター

日本の祝日中の取引を絞り込みます。

曜日フィルター

指定した曜日だけエントリーします。

マルチタイムフレームフィルター

メインで使う時間足とは別の時間足のインジケーターを使って、エントリー条件をさらに絞り込めます。


8. 決済条件

設定パネルの「決済」タブで、ポジションをどのタイミングで手仕舞うかを設定します。

決済条件タブ
決済タブ。利食い、損切り、時間切れ、指定時刻、エントリーシグナル反転返済などの出口条件を設定します。

利食い幅

エントリー価格から設定した利幅に到達したら利食い決済します。

損切り幅

エントリー価格から設定した損失幅に到達したら損切り決済します。

シグナル足基準損切り

シグナル足の高値または安値を基準に、そこから指定したオフセット分離れた価格を損切りラインとして設定します。

トレイリングストップ

利益が伸びるにつれて損切りラインを追従させる決済方式です。

時間切れ返済

エントリーから指定した本数(メインの時間足の本数)を経過しても決済条件に到達しなかった場合、その足の終値で強制決済します。

指定時刻返済

毎日の指定した時刻を跨いだらポジションを強制決済します。例:毎日15:10に建玉を手仕舞う。

セッション終了返済

日経225先物のセッション終了時刻にポジションを強制決済します。

HLバンド逆方向返済

エントリーとは反対方向のHLバンドブレイクが発生したら決済します。

エントリーシグナル反転返済

保有方向と反対の基本エントリーシグナルが出たらポジションを決済します(同時に反対方向のエントリーが入る場合もあります=ドテン)。

反転返済の判定

この返済を有効にすると、判定方法を2つから選べます。

「フィルター含む」にすると返済の条件が厳しくなるため、返済が遅くなったり、返済されずに他の決済条件で決済されることが増えます。時間帯・祝日・曜日といったカレンダー系のフィルターは、この判定には含まれません。

「OFF」と「0円」の違い
  • 利食い幅・損切り幅・トレイリング開始利益などで、値を「0」や空欄にするとその条件は無効(機能しない)になります。
  • エントリーシグナル反転返済・セッション終了返済など、有効/無効をチェックボックスで切り替える項目は、明示的にチェックを外してOFFにしてください。
  • すべての決済条件をOFFにすると、検証期間の終わりまでポジションが保持されてしまうため、少なくとも1つは有効にすることを推奨します。

決済判定の優先順位

複数の決済条件が同時に成立する可能性がある場合の基本的な優先順位は、売買ルールマニュアルで詳しく解説しています。


9. 検証結果の見方

バックテスト実行後は、右側のエリアに結果が表示されます。

概要成績

検証結果サマリー
検証結果のサマリー。全体・買い・売りの主要指標を一覧で確認できます。

全体・買い・売りの3つのカテゴリで、以下の主要指標が表示されます。

項目意味
回数成立したトレード数
勝ち / 負け / 引分それぞれの件数
勝率勝ちトレード ÷ 全トレード
総損益全トレードの損益合計
総利益 / 総損失勝ちトレードの合計益 / 負けトレードの合計損
プロフィットファクター(PF)総利益 ÷ 総損失(絶対値)。1より大きいほど有利
平均損益1トレードあたりの平均損益
平均勝ち / 平均負け勝ちトレード平均 / 負けトレード平均
ペイオフレシオ平均勝ち ÷ 平均負けの絶対値
最大勝ち / 最大負け1トレード中の最大益 / 最大損
最大ドローダウン資産曲線の山から谷までの最大下落幅
最大連勝数 / 最大連敗数連続した勝ち / 負けの最長記録

損益推移

損益推移
損益推移。トレードを重ねたときの累計損益の変化を確認できます。

全トレードを時系列に並べた累計損益のグラフです。右肩上がりが理想的な形で、急激な落ち込みがある場合はドローダウン中のトレードが含まれています。

売買ポイントチャート

売買ポイントチャート
売買ポイントチャート。ローソク足、HLバンド、エントリー/決済位置を重ねて確認できます。

ローソク足チャート上に売買ポイントを直接表示します。エントリー・決済の位置関係を視覚的に確認できます。

チャートとトレード一覧の連動表示
チャートの拡大表示。チャート下部のトレード一覧から、個別トレードの値動きを確認できます。

トレード一覧

トレード一覧
トレード一覧。エントリー、決済、損益、決済理由をトレードごとに確認できます。

成立したすべてのトレードの詳細を一覧で確認できます。

月別成績

月別成績
月別成績。月ごとの損益や勝率を確認し、特定期間への偏りを見ます。

月ごとの取引回数・勝率・総損益・平均損益を表示。季節性やレジームシフトに気付くのに便利です。

時間別成績

時間別成績
時間別成績。時間帯ごとの損益や勝率を比較できます。

時間帯ごとの成績を集計。「この戦略は朝に強く、夕方は弱い」などの傾向を把握し、時間帯フィルターでの絞り込みに活かせます。

最大順行・逆行分析

最大順行幅の分布
最大順行幅の分布。利食い幅をどの程度に置くか検討する材料になります。
最大逆行幅の分布
最大逆行幅の分布。損切り幅が狭すぎる/広すぎるかを確認できます。

各トレードが最も含み益に振れた幅(MFE)と最も含み損に振れた幅(MAE)の分布を確認できます。現在の利食い・損切り幅が妥当か判断する材料になります。

検出シグナル一覧

トレード一覧が「エントリーになったもの」だけを表示するのに対し、こちらは検出されたシグナルすべてを、成立したものと、しなかったものを並べて表示します。「なぜここでエントリーにならなかったのか」を確認するためのタブです。

バックテストを実行すると表示されます(最適化の結果や、過去に保存した履歴では表示されません)。

日付ごとに見る

日付を選ぶと、その日のシグナルが時刻順に並びます。

表の見方

列内容
シグナルシグナルが発生した足の時刻
約定約定した(するはずだった)時刻。約定が決まらなかった場合は「—」
方向買い / 売り
結果成立、またはどの段階で除外されたか
詳細成立ならエントリー価格・決済価格・損益。除外なら理由

「結果」に出る除外の内訳です。

段階の名前の横に ⓘ が付いているものは、そこにマウスを乗せると補足が表示されます。

ここに出るのは「検出されたシグナル」だけです
一覧に出てこない時刻は、そもそもシグナルが検出されていません。エントリー条件そのものが成立していないため、除外の記録も残りません。なぜ条件が成立しなかったかは、この一覧では分かりません(条件の設定値をご確認ください)。

「シグナル」と「約定」がずれることがあります
除外の判定は、シグナルが出た足ではなく約定する時点で行われます(インジケーターフィルターはさらにその1本前の足で判定します)。たとえば5分足でシグナルが 08:50 に出て約定が 09:03 になる場合、時間帯フィルターは 09:03 で判定されます。

判定内訳

一覧の下には、検出したシグナルがどの段階で何件減って最終的に何件のトレードになったかが表示されます。

段階(判定順)減った数残数
検出シグナル—415
 期限内に約定せず-12403
 検証範囲外-180223
検証対象シグナル—223
 時間帯フィルター0223
 インジケーターフィルター-106117
成立トレード—117

並びは実際に判定した順です。減った数の多い順ではありません。

インジケーターフィルターは「内訳」を開くと、どの条件が何件で効いているかを条件ごとに確認できます(複数の条件が同時に不成立だった候補は、それぞれの条件に数えるため、合計は除外数と一致しません)。

主な原因を示すものではありません
  • 上の段で減ったシグナルは、下の段の判定を受けていません。そのため「ある段階で N 件減った」は「その条件を外せば N 件増える」を意味しません(上の段で消えていた分が下の段へ流れ込むためです)。
  • 条件を外したときの増減を知りたい場合は、実際にその条件を外して検証し直してください。

10. 比較機能

右側エリアの「比較」タブでは、複数の検証結果を並べて比較できます。

比較タブ
比較タブ。現在の結果と過去結果を並べ、統計比較と損益推移比較を同時に確認できます。

同じルールで期間だけを変えた結果や、利食い幅・損切り幅を少し変えた結果を並べると、単発の成績では見えにくい安定性を確認できます。

できること

条件を少しずつ変えながら、どのパラメータが安定した成績を生むかを検討するのに向いています。


11. 履歴保存

右側エリアの「履歴」タブでは、過去に実行した検証結果を一覧・絞り込み・再適用できます。

履歴タブ
履歴タブ。検索、お気に入り、保存条件、CSV出力、列設定、条件の再適用をまとめて行えます。

履歴は、検証作業の「作業ログ」として使えます。あとから良かった条件を探し直したり、似た条件を再適用して別期間で確認したりできます。

保存される内容

バックテストを実行するたびに、以下の内容が自動的に履歴として保存されます。

保存上限

保存できる履歴は、WEB版は最大500件、アプリ版は最大5000件です。上限を超えると、お気に入り以外の古い履歴から自動的に削除されます。

できること

条件付き自動保存

ツールバーの「保存条件」から、自動保存を条件付きにできます。

自動保存フィルター
自動保存フィルター。指定した基準を満たす検証結果だけを履歴に残せます。

指定した基準をすべて満たした結果だけを自動保存できます。たとえば次のような条件です。

パラメータを総当たりで試すときに、「見込みのある結果だけ」を履歴に残せるので、履歴の保存枠を有効に使えます。

最初は条件を厳しくしすぎず、取引回数やプロフィットファクターなど最低限の基準から始めると、候補を残しながら絞り込みやすくなります。


12. 売買ルールコード

現在設定している売買条件(売買条件・エントリー・フィルター・決済のすべて)を、短いコードに変換できます。

売買ルールコード出力
コード出力。現在の売買ルールを短いコードに変換し、コピーできます。
売買ルールコード入力
コード入力。共有されたコードを貼り付けると、売買条件を一括で読み込めます。

売買ルールコードを使うと、画面上の多数の設定を手作業で合わせ直す必要がありません。検証条件を正確に再現したいときに便利です。

できること

WEB版とアプリ版での共用

売買ルールコードは、WEB版とアプリ版で共通のフォーマットです。

ただし、アプリ版だけのエントリー方式(PBトレンド転換・売買記録)を使ったルールコードをWEB版で読み込むと、エントリー方式はWEB版で使える方式に戻され、画面にその旨が表示されます(PBトレンド転換はPBブレイクに、売買記録はHLバンドブレイクに戻ります)。

発行したルールコードには有効期限が設定されている場合があります。ブックマーク代わりではなく、検証のバックアップ用途として扱うのが安全です。

13. WEB版の使い方

WEB版Trelogiは、Standard会員・Premium会員のどちらでも利用できるブラウザ版のバックテスト環境です。

特徴

ログイン

ログイン画面
ログイン画面。WEB版と同じログインID・ライセンスコードでログインします。
  1. ログインURLにアクセスすると、ログイン画面が表示されます
  2. ログインID と ライセンスコード を入力します
  3. 「ログイン情報を保存」にチェックを入れると、次回アクセス時に自動入力されます
  4. 「ログイン」ボタンをクリックします

WEB版は同時ログインを1セッションに制限しています。別のブラウザや端末でWEB版にログインした場合、先にログインしていたWEB版のセッションは無効になります。

プリセット

プリセット保存
プリセット保存。現在の条件を名前付きで保存できます。
プリセット読込
プリセット読込。保存した条件を選択して、設定パネルに呼び戻せます。

よく使う設定はプリセットとして保存でき、ワンクリックで呼び出せます。

条件エリアの操作ボタン

条件エリアの操作ボタン
条件エリアの操作ボタン。プリセット保存、売買ルールコード、条件リセット(初期値)をここから実行できます。
  1. プリセット保存:現在の条件を名前付きで保存します
  2. 売買ルールコード:現在の売買ルールをコード化したり、共有されたコードを読み込んだりします
  3. 条件リセット:条件を初期値に戻します

バックテスト実行

バックテスト実行ボタン
実行エリア。条件確認、1秒足精度、判定ログ、バックテスト実行ボタンがまとまっています。

画面下の「バックテスト実行」ボタンをクリックすると、検証が実行され、右側エリアに結果が表示されます。

WEB版で物足りなくなってきた、より細かい検証やルール最適化をしたい、という場合はアプリ版への移行をご検討ください。次章で概要を、専用マニュアルで詳細を説明しています。

14. アプリ版の使い方(概要)

アプリ版アプリ版は、Premium会員専用のWindowsアプリです。

特徴

動作環境

詳しい使い方

アプリ版の詳細は、次のマニュアルにまとめています。


15. データについて

対象データ

Trelogiで使用しているのは日経225先物ミニの価格データです。JPX(日本取引所グループ)からの公式データを元に、1分足を作成し、そこから各時間足を生成しています。

提供期間と毎月の更新

データは月初にその前月分が追加されます。

ユーザーデータ更新(アプリ版限定)

アプリ版アプリ版では、ご自身で用意した1分足のCSVデータを取り込むことができます(1分足のみ対応)。

詳細はデータのマニュアル「2. ユーザーデータ更新」を参照してください。

データの取り扱い
Trelogiが提供する株価データは、第三者への再配信・再頒布を禁止しています。ユーザー個人の検証用途にのみお使いください。

セッション区切り

日経225先物のセッション時間は、2024年11月5日に変更されています。

2024年11月4日まで:

セッション時間帯
日中08:45 〜 15:15
ナイト16:30 〜 翌05:30

2024年11月5日以降(現在):

セッション時間帯
日中08:45 〜 15:45
ナイト17:00 〜 翌06:00

セッション終了返済を有効にした場合、バックテスト期間がセッション変更をまたぐときは、それぞれの期間で正しい終了時刻が適用されます。

未決済ポジションの扱い

検証期間の終わりの時点で決済条件に到達しなかったポジション(未決済)は、トレードとして記録されません。


16. FAQ

Q. WEB版とアプリ版の違いは何ですか?

A. 大きな違いは判定精度と追加機能です。WEB版は全時間足を1分足ベースで判定するのに対して、アプリ版は1秒足ベースで判定します。さらにアプリ版には、ルール最適化・ヒートマップ・分割売買のほか、チャート・分類・売買記録・ユーザーデータ更新などの追加機能があります。詳しくは「2. WEB版とアプリ版の違い」の比較表をご覧ください。

Q. Standard会員でもアプリ版は使えますか?

A. アプリ版はPremium会員限定です。Standard会員の方はWEB版をご利用ください。Premium会員にアップグレードいただくと、WEB版に加えてアプリ版も利用できるようになります。

Q. WEB版で作った売買ルールコードをアプリ版で使えますか?

A. はい、使えます。売買ルールコードはWEB版とアプリ版で共用可能なフォーマットです。WEB版で作ったルールをアプリ版で読み込めば、1秒足ベースのより細かい検証にかけられます。

Q. アプリ版はMacで使えますか?

A. 現時点ではWindows専用です。Windows 10 / 11(64bit)に対応しています。

Q. 検証結果は保存できますか?

A. はい。バックテストを実行するたびに、検証条件と結果が自動的に履歴に保存されます。「履歴」タブからいつでも呼び出せます。

Q. 履歴は何件まで保存できますか?

A. WEB版は最大500件、アプリ版は最大5000件です。条件付き自動保存を使うと、基準を満たす結果だけを効率よく残せます。

Q. 検証結果のCSVダウンロードはできますか?

A. はい。トレード一覧・履歴テーブルなど、主要な結果表はCSVでエクスポートできます。

Q. 「1分足ベース判定」と「1秒足ベース判定」の違いは何ですか?

A. 同じ時間足(例:5分足)を検証する場合でも、その5分足の中で利食い・損切り・エントリーシグナル反転返済が同時に発生しうる場面では、「どちらが先か」を決める必要があります。WEB版では1分足のOHLCで判定しますが、アプリ版では1秒足で判定するため、より細かい順序で決済が起きたかを確認できます。ただし、同じ1秒足の中で複数条件に到達した場合は、その1秒内の前後順までは特定できないため、決済優先順位のルールで判定します。

Q. データは自分で追加できますか?

A. アプリ版では、ご自身で用意した1分足のCSVファイルを取り込むことができます(ユーザーデータ更新)。指定したフォルダから、ボタン1つまたは自動で取り込めます。詳しくは「15. データについて」の「ユーザーデータ更新」をご覧ください。WEB版ではサービス側で提供するデータのみを使用します。

Q. 自分の実際の売買を検証に使えますか?

A. アプリ版の売買記録で使えます。自分の売買を入力またはCSVで取り込むと、記録どおりの成績を集計したり、チャートに重ねて確認したりできます。また、エントリー方式「売買記録」を選ぶと、記録のエントリーに別の決済条件やフィルターを組み合わせて検証できます。詳しくは売買記録のマニュアルをご覧ください。WEB版では利用できません。

Q. 最適化の結果をそのまま売買条件に反映できますか?

A. はい。アプリ版の最適化画面では、結果ランキングの各行の[反映]ボタンを押すと、その組み合わせがバックテスト設定に一括で反映されます。表の上の切替を[検証]にしておくと、反映と同時に検証まで実行します。


17. 注意事項

検証結果は将来の利益を保証しません
Trelogiで表示される成績は過去データに基づくシミュレーション結果です。実際の取引成績を保証するものではありません。過去に有効だった条件が将来も有効である保証はなく、また実際の取引ではスリッページ・執行スピード・流動性などの影響も受けます。
売買判断はご自身の責任で
Trelogiは売買推奨を行うツールではありません。バックテストの結果をもとにした取引は、ご自身の判断と責任で行ってください。
データの再配信禁止
Trelogiで取得・ダウンロードできる株価データは、第三者への再配信・再頒布を禁止しています。個人の検証目的にのみお使いください。

アカウントについて

プライバシーについて

WEB版バックテストの実行・履歴保存・設定保存など、サービス提供に必要な範囲で売買条件や検証結果がサーバーに送信・保存されます。

アプリ版検証処理や履歴保存は、原則として利用者のPC内で行われます。

Trelogiは、ログイン情報・ライセンス確認・エラー情報など、サービス運営に必要な情報を除き、利用者の売買ルールや検証結果を目的外に収集・利用することはありません。