売買記録

自分の売買を記録し、振り返り・検証に使う画面
アプリ版のみ

「売買記録」では、ご自身が実際に行った売買(エントリーと決済の日時・価格)を記録し、次のことができます。

売買記録はアプリ版のみの機能です。WEB版では、ヘッダーの「売買記録」もエントリー条件の「売買記録」も表示されません。
約定判定の結果や成績は記録に保存されず、表示や検証のたびに株価データから計算し直します。そのため、株価データを更新すると判定が変わることがあります。

1. 開き方

ヘッダーの「売買記録」を押すと、売買記録の画面が開きます。

記録は5つ

画面の並び

1行目に、左から記録の選択欄・「名前を変更」・[入力][成績]のタブ・「この記録で検証する」(右端)が並びます。その下はタブで切り替わります。

タブ表示される内容(上から)
[入力]入力欄「1件ずつ追加」 → 「CSV 取込」「CSV 出力」・約定判定・件数 → 記録の一覧
[成績]記録どおりに売買した場合の成績(成績表・損益曲線・トレード一覧など。5. 成績)
売買記録画面の全体
売買記録の画面([入力]タブ)。1行目に記録の選択・「名前を変更」・[入力][成績]・「この記録で検証する」、その下に入力欄「1件ずつ追加」、CSVのボタンと約定判定・件数、記録の一覧が並びます。

2. 記録を入力する

[入力]タブの入力欄「1件ずつ追加」に1回の売買を入力し、「追加」を押します。入力中の内容を消す場合は「クリア」を押します。

項目必須入力のしかた
売買必須[買](緑)または[売](赤)のボタンを押す(初期値は[買])
エントリー日必須例:2026-08-03・2026/8/3・8/3(年は省略可)。時間だけを入力した場合は省略できます
時間(エントリー)必須例:8:59・859・8:59:30
エントリー価格必須0より大きい数値(38,000 のようなカンマ付きも可)
決済日任意エントリー日と同じ書き方。空欄でも時間を入力すれば補完されます
時間(決済)任意エントリーの時間と同じ書き方
決済価格任意0より大きい数値
決済理由任意自由に入力できます。入力候補に、検証結果の決済理由(利食い・損切りなど)が表示されます

日付と時間の書き方

省略した日付の補完

日付の年や日付そのものを省略すると、次の決まりで補完します。「前の売買」とは、最後に追加した行(一覧を新しい順で表示しているときはいちばん上の行)のエントリー日時です。記録が空のときは今日の日付を使います。

入力補完例
エントリー日の年を省略前の売買の年前の売買が2026年なら、8/3 → 2026-08-03
エントリー日を空欄にして時間だけを入力前の売買の日付。前の売買の時刻より前なら翌日前の売買が 2026-08-03 21:30 なら、1:15 → 2026-08-04 01:15
決済日を空欄にして時間だけを入力エントリー日。決済の時刻がエントリーの時刻より前なら翌日エントリーが 2026-08-03 23:40 なら、決済 0:20 → 2026-08-04 00:20
決済日の年を省略エントリーの年。エントリー日より前になるなら翌年エントリーが 2026-12-31 なら、決済 1/4 → 2027-01-04

決済の入力

修正と削除

入力欄と入力エラー
入力欄「1件ずつ追加」。時間の「859」は欄から離れると「08:59」と表示されます。読み取れない日付(8/33)を入力して「追加」を押すと、「エントリー日を読み取れません(例 8/3)」と赤字で理由が表示され、行は追加されません。

入力に誤りがあると、赤字で次のようなメッセージが表示され、行は追加されません。

メッセージ対処
エントリー時間を読み取れません(例 8:59)時間を例の書き方で入力し直してください(決済時間も同様です)
エントリー日を読み取れません(例 8/3)日付を例の書き方で入力し直してください。存在しない日付(例 2/30)も読み取れません(決済日も同様です)
エントリー日時を入力してください/エントリー時間を入力してくださいエントリーの時間を入力してください
決済時間を入力してください決済日を入力した場合は、決済の時間も入力してください
エントリー価格を数値として読み取れません価格を数値で入力してください(決済価格も同様です)
エントリー価格には 0 より大きい数値を入力してください0より大きい価格を入力してください(決済価格も同様です)
決済は日時と価格の両方を入力してください(両方とも空欄の場合は未決済として扱います)決済の時間・決済価格の両方を入力するか、決済の欄をすべて空欄にしてください
決済日時がエントリー日時より前です日付と時間を確認してください(夜間の翌日未明は翌日の日付です)

3. 約定判定

アプリは、入力した時刻から入力した価格が付いた最初の秒を探します(その秒の安値〜高値の範囲に入力した価格が入っているかで判定します)。これを約定判定と呼びます。結果は一覧の「エントリー約定時間」「決済約定時間」の列に、印と約定した時刻(時:分:秒)で表示されます。印にマウスを重ねると説明が表示されます。

約定判定の設定

[入力]タブの「CSV 出力」の右にある「☑約定判定 ◉指定分 ○指定足[N分足 ▼]」で、探し方を選びます。設定は記録ごとに保存されます。変えると、判定と成績が作り直されます。

設定探す範囲例(09:05と入力した場合)
指定分(初期値)入力した時刻(秒まで入力した場合はその秒)から、その分の終わりまでで探します09:05:00〜09:05:59
指定足(2分足〜240分足)入力した分を含むその時間足の足の中で、入力した時刻から足の終わりまでで探します5分足なら09:05:00〜09:09:59
☑約定判定を外す価格が付いているか確認せず、入力した時刻・価格をそのまま使います―

指定足を選ぶと、入力した時刻が多少ずれていても見つけやすくなります。足の区切りはチャートの同じ時間足と同じです。約定判定の横の「ⓘ」にマウスを重ねると、次の説明が表示されます。

約定判定とは、入力した時刻を元に実際の約定時刻(秒)を探す機能です。
指定分: 入力した時刻(秒まで入力した場合はその秒)から、その分の終わりまでで探します。
※秒のデータがない場合は、その分に入力した価格があるかどうかの判定になります。
指定足: 入力した分を含む足の中で、入力した時刻から足の終わりまでで探します。
外すと、入力した時刻・価格をそのまま使います。

判定の印

印意味検証に使えるか
✓(緑)その秒の値幅(安値〜高値)の範囲内に価格がありました(秒精度)使えます
△(水色)その分は1秒足で確認できないため、1分足の値幅で確認しました(分精度)使えます
⚠(黄)探す範囲に、この価格は付いていません。日時または価格の入力誤りの可能性があります。検証の対象外です(約定時刻は表示されません)対象外
✕(赤)この分の足がありません(休場またはデータの範囲外)対象外
―(灰)約定判定をしないため確認していません。入力した時刻・価格をそのまま使います下の「約定判定を外したとき」を参照

決済を入力していない行(未決済)の決済約定時間の欄には、印ではなく「未入力」と表示されます。

約定判定の印
「エントリー約定時間」「決済約定時間」の列に ✓・△・⚠・✕ が表示された一覧。上部に「8件 ・ 秒精度 3.5件 ・ 分精度 3件 ・ 価格なし 1件 ・ 足なし 0.5件」のように件数が表示されます。未決済の行(8)の決済約定時間は「未入力」です。

件数の表示

約定判定の右に、記録の件数と判定の内訳が「77件 ・ 秒精度 45件 ・ 分精度 32件」のように表示されます。

1秒足は毎月の配布データ更新で追加されます。最後の配布データ更新より後の日時や、ご自身で取り込んだ1分足だけの期間は、1秒足で確認できないため「△」になります。

「✓」は、その秒の値幅の中に価格があったことを示すもので、実際の約定(ティック)まで確かめたものではありません。

約定判定を外したとき

約定判定を外した状態
「約定判定」の☑を外した状態。約定時間の欄は「―」と入力した時刻になり、件数の後ろに「検証対象 6 / 対象外 2」が表示されます。検証の対象外になる行は、エントリー約定時間の欄に「―」と「⚠」が表示されます。

4. CSVの取込と出力

CSVを取り込む

  1. 「CSV 取込」を押し、「ファイルを選択」でCSVファイル(.csv / .txt)を選びます。
  2. 取り込む前の内容(プレビュー)が表示されます。上部に「N 行 ・ OK a ・ エラー b ・ 重複 c」のように件数が表示され、各行の「状態」欄に「OK」「エラー」「重複(記録に登録済み)」「重複(ファイル内)」が表示されます。エラーの行には理由が表示されます。
  3. 取り込み方法を選びます。
    • 現在の記録に追加する(初期値):今の記録の後ろに追加します
    • 現在の記録と置き換える:今の記録をすべて削除し、ファイルの内容に置き換えます(確認が表示されます)
  4. 「N 行を取り込む」を押します。「N 行を取り込みました」と表示されれば完了です。
CSV取込のプレビュー
CSV取込のプレビュー。上部に件数、各行の「状態」欄に「OK」「エラー」「重複(記録に登録済み)」「重複(ファイル内)」と「ⓘ」が表示され、件数の右の「3 行を取り込む」で取り込みます。

CSVの形式

1行目に見出しが必要です。見出しは日本語・英語のどちらでも使えます(英語は大文字・小文字を区別しません)。列の順番は自由で、下の表にない列は無視します。

列見出し必須
売買売買 / 売買方向 / direction必須
エントリー日時エントリー日時 / entry_datetime必須
エントリー価格エントリー価格 / entry_price必須
決済日時決済日時 / exit_datetime任意
決済価格決済価格 / exit_price任意
決済理由決済理由 / exit_reason任意
損益損益 / profit任意(照合にだけ使います)

例(3行目は未決済。2行目は夜間に建てて翌日未明に決済したため、決済日時が翌日の日付です):

売買,エントリー日時,エントリー価格,決済日時,決済価格,決済理由
買,2026-09-01 09:05,38000,2026-09-01 09:20,38060,利食い
売,2026/9/1 22:31:15,38120,2026/9/2 0:45,38150,損切り
買,2026-09-02 10:00,38010,,,

英語の見出しの例:

direction,entry_datetime,entry_price,exit_datetime,exit_price,exit_reason
Long,2026-09-01 09:05,38000,2026-09-01 09:20,38060,TP
SELL,2026-09-01 22:31,38120,2026-09-02 00:45,38150,

検証結果のトレード一覧の「CSV」ボタンで保存したファイルも、そのまま取り込めます(「#」「最大順行幅」などの列は無視し、「損益」の列は照合に使います)。検証結果を取り込むと、[成績]は元の検証結果と一致します。

ただし分割売買の検証結果は、損益が価格の差と一致しないため、プレビューに「ⓘ」が表示されます。取り込むことはできますが、[成績]は元の検証結果と一致しません。

ファイル全体を読み取れない場合は、「見出しに「売買」がありません(必要な列: 売買・エントリー日時・エントリー価格)」のようなメッセージが表示されます。見出しの名前を確認してください。エラーの行番号は、見出しを1行目として数えたファイルの行番号です。

CSVを出力する

「CSV 出力」を押すと、保存先を選ぶ画面が表示され、記録をCSVファイル(売買記録 1_20260924.csv のような名前)に保存できます。記録が0行のときは押せません。

5. 成績

[成績]タブでは、入力したエントリーと決済のとおりに売買した場合の成績を、検証結果と同じ形(全体・買い・売りの成績表、損益曲線、「トレード一覧」「月別」「時間帯別」「MFE分析」のタブ)で確認できます。

[成績]タブ
[成績]タブ。いちばん上に集計に使った件数、その下に成績表・損益曲線・トレード一覧が表示されます。1秒足で確認できなかった売買は最大順行・最大逆行に「約」が付きます。

6. チャートで見る

売買記録は、チャート画面に売買マーカーとして重ねて表示できます。チャート画面の操作はチャートのマニュアルをご覧ください。

チャートの売買マーカーと売買記録の一覧
チャート画面の「一覧 ▾」で「売買記録:売買記録 1」を選び、チャートの下の一覧で行を選んだ状態。すべてのチャートがその取引日を開き、約定した位置に黄色の帯と売買マーカーが表示されます。

7. エントリー条件「売買記録」で検証する

記録のエントリー(売買・日時・価格)で約定させ、決済は検証画面の決済条件で判定する検証です。「実際のエントリーはそのままで、決済のしかたを変えたらどうなったか」を確かめられます。記録に入力した決済は使いません。

始め方

次のどちらかの方法で始めます。

あとは決済条件・フィルターを設定して、通常どおり検証を実行します。

エントリー条件 売買記録
検証画面の「エントリー」タブで「売買記録」を選んだ状態。「記録」で記録を選び、約定方式は「約定:売買記録の価格・その価格が付いた秒」に固定されます。

検証のしかた

使えない設定

エントリー条件「売買記録」では、次の設定が固定または使えなくなります。

設定売買記録のとき
約定方式「約定:売買記録の価格・その価格が付いた秒」に固定
1秒足精度ONに固定(OFFにできません)
シグナル足基準の損切り使えません(欄が表示されません)
反転返済使えません(欄が表示されません)
分割売買使えません。分割数を1にしてください
売買記録での検証には1秒足のデータが必要です。1秒足のデータを読み込めない場合は、「売買記録での検証は1秒足データを使用しますが、1秒足のデータを読み込めませんでした。[データ]の[配布データ更新]で株価データ(1秒足を含む)を取得してから実行してください。」と表示されます。この場合は、ヘッダーの[データ]で株価データ(1秒足を含む)を取得してください(アプリ版の導入「3. インストールと初回起動」)。「1秒足精度」は売買記録を選ぶとオンに固定されるため、画面で切り替える必要はありません。

結果の見方

検証結果の成績表の上に、「売買記録「記録名」で検証」の表が表示されます。

回数・総損益・勝率・PF・最大DDを並べて比べられます。その下に、記録のうち何件が検証に使われたかの内訳が表示されます。

売買記録 120 件 → 対象 100 件(対象外: 期間外 15 / 売買方向 5)
→ 検証対象 88 件(見送り: 価格なし・足なし 2 / フィルター 6 / 保有中 3 / 同じ足 1)
項目意味
期間外検証期間の外にある記録
売買方向売買方向の設定(買いのみ・売りのみ)で外れた記録
価格なし・足なし判定が ⚠・✕ の記録
フィルターフィルター条件で見送った記録
保有中前の売買を保有している間のエントリー
同じ足同じ足・同じ方向の2件目以降
データ末尾約定した分で株価データが終わっていて、決済できなかった記録

1件の記録は、上の表の順に判定して最初に当てはまった理由1つだけで数えます。0件の項目は表示されません。成績表・損益曲線・トレード一覧などは、通常の検証と同じです。

売買記録で検証の表
検証結果の上に表示される「売買記録「売買記録 5」で検証」の表。売買記録の成績と検証結果を並べ、その下に見送りの内訳が表示されます。

記録を変更したときの表示

プリセット・履歴・前回の設定には、使った記録とその内容の情報も保存されます。これらを呼び出したときや実行の直前に、今の記録と比べます。

記録変更の表示
履歴を呼び出した後に記録が変わっていたときの表示。「バックテスト実行」の上に「⚠ この売買記録は前回から変更されています(前回 8 件 → 現在 7 件・内容の変更あり)」と表示されます。

8. 最適化で使う

エントリー条件を「売買記録」にしたまま、「最適化」タブで最適化を実行できます。記録のエントリーはそのままで、決済条件(利食い・損切り・トレイリングなど)やフィルター(時間帯など)の組み合わせを総当たりで比べられます。最適化の操作はアプリ版の導入「6. ルール最適化」をご覧ください。

最適化タブ
エントリー条件「売買記録」を選んだまま「最適化」タブを開いた状態。決済最適化に「シグナル足基準損切り」「エントリーシグナル反転返済」は表示されません。

9. 注意